新潟は上越、中越、下越、佐渡にエリアが分かれる。上越は赤倉温泉など妙高高原周辺。中越は湯沢、魚沼周辺。下越は新潟、新発田、村上など日本海沿い。さらに佐渡にも温泉があり、県内には多くの温泉が点在する。
温泉とウィンタースポーツとの相性はよく、妙高赤倉周辺と湯沢周辺は、温泉とスキー場が合体した一大リゾートとして、多くの観光客が訪れる。
また新潟といえば日本一のコシヒカリと地酒。原料が米同士だけに両者の相性は抜群。これに日本海の海の幸が加われば、まさに鬼に金棒。ココロの琴線を揺さぶる「日本人でよかったぁ!」グルメを堪能したい。
新潟の名物(食材・料理)
南魚沼・魚沼産コシヒカリ、地酒(八海山・久保田・鶴齢など)、新潟牛、ブリ、カニ、のどぐろ、へぎそば、わっぱめし、のっぺい汁、けんちん汁、笹団子など。
温泉リスト
湯沢・苗場 周辺
川端康成の小説「雪国」の舞台。かつては三国街道の静かな宿場町だったが、上越新幹線開業にともない一大スキーリゾートに発展。近年は外国人観光客も多く訪れる。
全国的に珍しい「目」に効く湯といわれ、戦国時代には上杉謙信の隠し湯、江戸時代には眼病治療の湯治場として利用された。一軒宿の「貝掛温泉」がある。
苗場プリンスホテルを中心とする一大スキーリゾートである三国峠に湧く。多くのペンションや民宿、飲食店が軒を連ねる。
南魚沼・十日町 周辺
石打丸山スキー場のハツカ石口に隣接。国道17号沿いにあり、アクセスは良好。宿泊のできる「石打ユングパルナス」がある。
南魚沼の大沢山麓に湧き出し、かつて越後一の秘湯とも呼ばれた。関越道の塩沢石打インターからは15分ほどの距離にあり交通アクセスはよい。
上信越高原国立公園の日本三大渓谷のひとつ清津峡に湧く。関越道石打インターから20分ほどとアクセスはよく、秘湯の趣きもたっぷり。
六日町の住宅街で消雪用の井戸を掘削したところ、湯量豊富な約50℃のアルカリ性単純温泉が湧出。一軒宿なので贅沢なまでに源泉かけ流し温泉を楽しめる。
NHK大河ドラマ「天地人」直江兼続の生誕地南魚沼市にある。ガス井戸掘削中に約50℃の塩化物泉が湧出。国民保養温泉地にも指定された。
日本三大薬湯のひとつ。鷹が傷を癒す姿から温泉が発見されたされ、上杉謙信の隠し湯ともいわれる。塩分濃度が高く、ホウ酸含有量は日本一とされる。
魚沼 周辺
江戸時代には銀山の宿場町、明治以降は湯治場として利用され、近年は奥只見や尾瀬への観光、またスキー等のレジャー拠点となっている。
1200年前に行基による発見とされ子宝の湯として湯治場として利用された。今も湯治色を色濃く残し、ぬる湯に長時間入浴するスタイルが受け継がれている。
新潟市 周辺
江戸時代に雁が傷を癒す姿から温泉が発見されたといわれ、弥彦神社参拝や北国街道の宿場町として栄えた。新潟の奥座敷として飲食店など歓楽的な雰囲気を残す。
上越・妙高 周辺
もともと湯治場として利用されたが、明治以降スキーリゾートとして発展。避暑地としても人気があり、民宿からリゾートホテルまで建ち並ぶ高原リゾートの趣き。
妙高杉ノ原スキー場の麓に「杉野沢温泉センター 苗名の湯」がある。温泉街には民宿やペンションなどの宿泊施設や売店などが軒を連ねる。
かつて関山の湯と呼ばれ、弘法大師による発見とされる。戦国時代には上杉謙信の隠し湯として、江戸時代には湯治場として利用された。
弘法大師による発見とされ、妙高山登山口に小さな温泉街を形成する。温泉は硫黄の香り漂う白濁のにごり湯。山中の無料露天風呂が人気。
妙高山麓から無色透明な単純温泉を引湯。住宅街にある穴場温泉だが、鉄道や高速道路からも近くアクセスよし。