岐阜は日本三名泉のひとつである下呂を始め、観光地として人気が高い飛騨高山・白川郷や北アルプスがそびえ、登山のメッカである奥飛騨(新穂高・平湯・新平湯・栃尾・福地)、さらに恵那峡周辺など県内いたるところから温泉が湧き出す。
奥飛騨は源泉かけ流しの宿が多い山のいで湯、飛騨高山は古い町並み、下呂は一大温泉街を形成するなど、四季折々の愉しみ方がいっぱい。
岐阜の名物(食材・料理)
飛騨牛、猪肉、鮎、柿、ヨモギ、朴葉味噌、朴葉寿司、飛騨そば、飛騨高山ラーメン、鶏ちゃん、五平もちなど。
温泉リスト
下呂・御嶽山 周辺
かつては湯島と呼ばれ、平安時代に発見されたとされる。江戸時代に林羅山が有馬温泉・草津温泉とともに日本三名泉に数えた天下の名湯。
標高1,800m御嶽山の7合目にある日本最高所の温泉。濁河の名称通り、温泉は茶色いにごり湯。下呂市にあるが、山あいにある秘湯である。
室町時代中期に薬師如来に教えられて発見されたといわれる。炭酸の含有量が多く、胃腸の湯としても知られ、源泉で作った鉱泉粥が名物。
高山・白川郷 周辺
ミシュランで3つ星の評価を受けた小京都「飛騨高山」に冷泉が湧き出す。古い町家造りの家々が立ち並ぶ環境は情緒抜群。
合掌造りで有名な世界遺産「白川郷」の玄関口に湧き出す。子宝の湯としても知られ、合掌造り集落まで車で15分とアクセスも容易。
奥飛騨 周辺
戦国時代に武田信玄の武将・山県昌景が飛騨を攻略した際、白猿が温泉に浸かる様を見て発見されたという。
平安時代に村上天皇が湯治したとされ、「天皇泉」ともいわれる。平家の落武者伝説も残る、素朴な山のいで湯の情緒。化石の産地としても有名。
奥飛騨温泉郷の真ん中にあり、リゾートムードたっぷり。かつては一重ヶ根温泉と呼ばれ、トンボの神から教えられた旅の僧による開湯伝説がある。
奥飛騨温泉郷の玄関口にあり、渓流釣りが盛ん。昔から栃の木が多かったことに由来する。素朴な民宿が多い。
開湯時期は不明だが、戦国時代に武田信玄の将兵が入浴した記録が残る。新穂高ロープウェイの駅があり、北アルプス登山の出発地でもある。
岐阜市 周辺
岐阜城のある金華山の麓、鵜飼で有名な長良川沿いにある。温泉は鉄分を含有する単純鉄冷鉱泉のため、赤いにごり湯である。
恵那 周辺
四季折々の自然を楽しめる景勝地「恵那峡」に温泉宿が点在する。ダム湖には遊覧船もあり、観光客に人気が高い。