福島は中通り、会津、浜通りと3つのエリアに大別される。中通りには飯坂温泉をはじめ、土湯、高湯など。会津は会津の奥座敷と呼ばれる東山、芦ノ牧や南会津。浜通にはいわき、阿武隈周辺に温泉が点在する。
面積が広い分、特産品や風習も多様。いわきにはスパリゾートハワイアンズもあり、宿泊でも日帰りでも春夏秋冬楽しめる。
福島の名物(食材・料理)
桜肉(馬肉)、もも、会津味噌、飛露喜(地酒)、大七(地酒)、わっぱめし、会津そば、喜多方ラーメン、福島餃子、白河ラーメン、イカにんじん、アンコウ鍋など。
温泉リスト
福島・飯坂 周辺
2世紀に日本武尊が発見したとされる。江戸時代の俳人・松尾芭蕉も「奥の細道」の途中で入浴したといわれ、奥州三名湯のひとつに数えられる。
室町時代に発見。江戸時代は湯治場として利用される。かつては「信夫高湯」と呼ばれ、奥羽三高湯のひとつに数えられた。
二本松・土湯 周辺
平安時代に坂上田村麻呂によって発見されたとされる。温泉は源泉が湧出する安達太良山連峰の鉄山から約8kmほど引湯する。
飛鳥時代または、神代に大穴貴命が鉾で突いて発見し、「突き湯」から「土湯」に変化したのが名の由来とされる。こけしの産地としても有名。
明治時代に開湯。宿は一軒宿の野地温泉ホテルがある。個性的な白濁色の硫黄泉が温泉好きには堪らない。
会津・喜多方 周辺
奈良時代に行基によって発見されたとされる。江戸時代には会津藩の湯治場として利用された。会津若松の奥座敷といわれ、奥羽三楽郷のひとつ。
室町時代に温泉街にある示現寺の僧によって発見された。江戸時代には会津藩が温泉から製塩を行っていたほど、塩分含有量が多い。
南会津・白河 周辺
明治時代に開湯。猿が入浴する姿から発見されたという。ちなみに湯野上温泉駅の駅舎は情緒ある茅葺き。田舎風情にあふれる。
鎌倉時代に開湯したといわれる。山間の静かな温泉であるが、渓流釣りシーズンには湯ノ岐川に多くの釣人が訪れる。
平安時代に発見されたとされる。ワイルドな川沿いの岩風呂が名物。山間の自然に囲まれたのどかな温泉である。
平安時代に嵯峨天皇の病気を治すため、温泉を探している途中で発見されたとされる。
平安時代に開湯したといわれるが、江戸時代には隠し湯として一般庶民への利用が制限されていた。
室町時代に発見され、発見の年が甲子年のため甲子温泉と名付けられた。江戸時代には老中・白河藩主松平定信の別邸があった。