上山温泉は古くは「鶴脛の湯」とも呼ばれ、室町時代中期に鶴が傷を癒す姿から発見されたという。山形県の「湯野浜温泉」や福島県の「東山温泉」とともに奥州三楽郷に数えられた。現在は新幹線の駅名にちなみ「かみのやま温泉」と平仮名表記することもある。
温泉街は「湯町」「新湯」「十日町」「河崎町」「高松町」「葉山」の6地区に分かれ、7軒の共同浴場が点在。どの共同浴場も入浴料金は安く、地元に密着する。
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斉藤茂吉ゆかりの温泉宿。大正末期築のノスタルジックな木造三階建て。古き日本建築の美しさと安らぎを今に伝える。(現 葉山館のレストラン)
「澤の湯」で親しまれる新湯地区にある共同浴場。看板がなければ見逃してしまうほど目立たないが、熱い良質の温泉を楽しめる。
湯町地区にある共同浴場。外観も浴室も素朴な造りだが、良質の温泉を楽しめる。生活に溶け込んだ素朴さがかえって温泉の存在を際立たせる。
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