温泉新選組 > 群馬の温泉 > 草津温泉 > 西の河原露天風呂
西の河原露天風呂は草津温泉にある大スケールの露天風呂。春夏秋冬異なる趣きで温泉を満喫できることが本当に素晴らしい。ちなみに体を洗うスペースはないので、その点は注意したい。
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大露天風呂までのアクセスはちょっとした散策。温泉街を抜け、公園入口にある漬物屋さんを横に見ながら雪道を進む。基本的に緩い坂道なのだが、この日はアイスバーン状態。気を抜くと滑って転倒しそうなスリリングロードになっていた。
モクモクと白い湯けむりを上げる源泉群中を慎重に慎重に登っていく。小さなものから大きなものまで、いくつもの源泉が点在する光景が温泉ファンには堪らない。
一見すると、大きな源泉は露天風呂として入れそうに思えるが、そこは劇熱の源泉。うっかり八兵衛よろしくうっかり入るもんなら、即ご入院になりかねないのでご注意を(苦笑)
それでも、温泉が流れる湯川の先には無料で利用できる足湯があり、カップルやグループが仲良く利用する光景も見られる。ここは劇熱ではないのでご安心を!
足湯を過ぎるとようやくゴール。横に伸びる塀と「大露天風呂」の看板が見えてくる。すっかり冷え切ったカラダに熱~い温泉のご褒美をあげようじゃないか!
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受付で御座之湯で買った「三湯めぐり手形」を出し、貴重品ボックスに財布とスマホを入れて脱衣所にGo! あとは至極簡単。素っ裸になってタオル片手に湯パラダイスに進むだけ。
まずはかけ湯して身体の汚れを落とす。これが温泉のマナー…しかし寒い! かけ湯したら余計寒くなったが、焦っちゃいけない。とくに段差、温泉は足元が滑りやすいので注意が必要なのだ。
でも、これだけ広いと場所によって温度が異なる。おもむろに湯船をザブザブと歩き、ちょうどいい温度の場所を探して身を屈める。身体に染み渡る温泉の温もり。まさに雪と湯けむりが共演する桃源郷。
目を閉じて、深く息を吐く。しみじみとしっくり。「日本人に生まれてよかった」と思える瞬間である。
ふと耳を澄ますと、中国語の会話が聞こえてくる。温泉に国境はない。マナー(日本のルール)の問題などもあるが、もっと多くの外国人に草津温泉の魅力を知ってほしいし、何よりも、もっと日本でお金を使ってくださいな!
(2017.3 更新)
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