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浴場は2つの貸切風呂と貸切露天風呂のほかに、三軒の宿で共同管理する3つの外湯がある。温泉はラジウムを含有する弱放射能泉。湧出温度が低温のため加温浴槽はあるが、源泉100%かけ流しの温泉が注がれている。
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うけづの湯は無料利用できる貸切露天風呂。「うけづ」とは対岸にある山の名前に由来する。洗い場はなく、純粋に温泉を愉しむ湯なので、利用前に他の浴場(たぬきの湯・うさぎの湯・うえの湯・奥の湯)で身体や髪を洗っておくのがおすすめ。
湯船の広さは畳1.5帖ほどで、石と岩の情緒ある造り。静かな暗闇の中で灯る行灯が何とも言えない情緒を演出。40分の貸切時間中は温泉を独り占めできる幸せを噛みしめたい。
湯船の温度は適温。冷たい外気と温泉のコントラストが心地よく、40分は長いようで、あっという間に時間は過ぎてしまう。返す返す、この湯が無料とは…じつにありがたや、ありがたや…婆さんか!
利用は予約シートに記入する自己申告制。人気の露天風呂なので早めの予約がおすすめ。
【貸切時間 40分 無料】 24時間(7:20~8:20 清掃)
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たぬきの湯はこんなに大きな風呂を貸し切っていいのか…と思うほど広い貸切風呂。以前は夕方の時間には男湯として開放されていたが、現在は混雑時のみ男湯や女湯になると表記されている。
湯船の湯量は豊富で、加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれている。相変わらず蛇口は栓が外され、贅沢なことこの上なし。明るい時間には、ガラス越しに雪景色やしたの湯のアプローチが見える。
外湯「したの湯」と貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。できれば先に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がいい。馬油のシャンプーやボディソープが置かれているのも嬉しい。
利用は予約シートに記入する自己申告制。チェックイン時など早めの予約がおすすめ。
【貸切時間 40分 無料】 24時間(7:20~8:20 清掃)
【混雑時は男女別に開放】 22:30~8:00
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うさぎの湯は竹林をモチーフにしたちょっとコンパクトな貸切風呂。以前は夕方の時間に女湯として開放されていたが、現在は混雑時のみ男湯や女湯になると表記されている。
「たぬきの湯」よりも狭いが、同じように加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれている。そのため若干熱めなので長湯には注意したい。
外湯「したの湯」と、貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。できれば先に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がいい。「たぬきの湯」と同じように、馬油のシャンプーやボディソープが置かれている。
利用は予約シートに記入する自己申告制。チェックイン時など早めの予約がおすすめ。
【貸切時間 40分 無料】 24時間(7:20~8:20 清掃)
【混雑時は男女別に開放】 22:30~8:00
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したの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の外湯。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温)の2つの湯船がある。源泉はこの「したの湯」の直下から湧き出ているので、実質的な足元湧出泉といえる。
まるで蟻塚のような形状をした湯口がスポットライトを浴び、薄暗い空間に浮かび上がる光景は、神々しささえ感じられ、静寂の中で「コポコポ」と湯の音だけが響き渡る。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほど。冬だとちょっと寒いと感じるかもしれない温度である。確かに最初はちょっと寒いが、その内に身体には細かな気泡がまとわりつき、徐々に温度に慣れてくるのがわかる。
この細かな気泡は温泉成分の炭酸イオン(二酸化炭素)と思われ、腕を拭ってみると一斉に気泡が放たれる光景は温泉好きには堪らない。
ちなみに自在館から「したの湯」までの経路はちょっと大変。1階から階段を下りること計62段。さらに階段と階段の途中には薄暗い回廊まであり、まるで秘密の通路を歩いているようだ。ちょっとしたアトラクション…いやアドベンチャーか? これもセレモニーだと思えば楽しいハズ??。
入浴時間 5:00~23:00(※1日ごとに男女入替)
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うえの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の大浴場。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温・塩素添加あり)の湯船があり、源泉は「したの湯」と同じ。「したの湯」の直下から湧き出る温泉が引かれている。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほど。身体に負担をかけることなく何時間でも入ることができる。従来は暗い時間(早朝)だったので、明るい時間の利用なちょっと新鮮な趣き。
ふと温泉分析書を見ると新しい情報に更新されている。数年前に確認したときは平成15年のものだったが、今回のものは平成25年のもの。成分総計はほとんど変化はないものの、ラドン量に違い(減少)がみられ、泉質表記に「弱」がついていた。(以前は単純放射能泉で、今回は単純弱放射能泉)
入浴時間 5:00~23:00(※1日ごとに男女入替)
自在館から「うえの湯」までの経路もやや長い。2階にある本館と旧館の渡り廊下から旧館に入り、旧館の廊下を進んだ先の階段を下ると小さな玄関がある。そこを出ると、ようやくうえの湯に行けるが、階段が少ない分、したの湯よりも近く感じられる。
入浴時間 5:00~23:00(※1日ごとに男女入替)
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「うえの湯」に併設するだけあって、ゆったりとした開放感が特徴的だが、無機質な印象の「うえの湯」とは異なり、「したの湯」的な雰囲気も漂っている。
それを象徴するのが、古民家調の化粧梁に、「したの湯」を模した、まるで蟻塚のような湯口。「うえの湯」と「したの湯」を足して2で割ったような印象といえば合点がいく。
ちなみにぬる湯は座高の位置が高めなので、男性が座ると肩が出る感じでちょっと寒い。身を沈めると団座が腰に当たるので女性、またはお年寄り目線で設計したように思える。
この「奥の湯」にはシャワー・カランは3台あり、シャンプーとボディソープも備えられているので便利である。
入浴時間 5:00~23:00(※1日ごとに男女入替)