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(2013)
浴場はまるで100年ほど昔にタイムスリップしたかのような幽玄の空間が広がる。ぬる湯の湯口にはコップが置かれ、飲泉が可能である。
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ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほどだろうか。身体に負担をかけることなく何時間でも入ってられる。湯船に本を持ち込んで読んでいる人もいるほど、静かにそしてゆっくりと時間が流れていく。これぞ「究極」いや「至高」(どこかで聞いたセリフだ…)というものだろう。
明るい時間も情緒はあるが、夜利用するとそこは幽玄の世界。照明がまるでスポットライトのようにぬる湯の湯口を照らし、その存在をより際立たせる。でも夜は男性タイム。残念ながらこの幽玄の世界は男性だけの特権ということになる。