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浴場は仮設の屋根がある半露天風呂風の大浴場のみだが、この空間いっぱいに独特の硫黄臭(油臭の混じった硫黄臭)が濃厚に立ちこめ、硫黄泉マニア(イオラー?)には堪らない。窓が大きく開いているが、換気(一定濃度以上の硫化水素はキケン)のためと思われる。
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大浴場が完全密閉ではない半露天風呂ということ自体、硫黄臭(硫化水素)を換気するための配慮であろう。ちなみに油臭といっても、唐揚げや天婦羅などの揚げ物の臭いではない。鼻にツンとする石油系の臭いである。
湯の色は薄いエメラルドグリーン。シャワーからも温泉が出るほどの豊富な湯量には驚くばかり。頭から温泉をかぶる贅沢さを味わうことができるのが嬉しい。ただひとつ問題点があるとすると、シャワーも温泉のため、強烈な油臭が消えない。タオルはもちろん、服や体までその臭いが染み付くこと(苦笑)
男性やお年寄りは気にしないかもしれないが、シャンプーや香水の匂いよりも強烈な臭いなので、若い女性はちょっと気になるかもしれない。ただ、こんな個性のある温泉はそうざらにはない。臭いを気にせず、一度は入ってみる価値のある温泉である。
別料金(1時間 1,000円)になるが、ログハウスの個室休憩室を利用すると、オプション(50分 1,000円)で家族風呂が利用できる。ちょっとした集まりに利用すると面白そうだ。