おふろの王様 花小金井店

温泉宿なみの満足感

今回は約3年ぶりの再訪。受付を済ませるや否や、脱衣所に直行する。早速裸になり、身体を洗い流した後に外にある源泉風呂へ一直線。「ふぅ～」変わらない茶褐色の温泉が身体に染み渡る。やはり源泉かけ流し温泉はいい。デスクワークで凝り固まった肩を優しくほぐしてくれる。

ふと施設の外の木々に目を向けと、おそらく欅（けやき）だろう。うっすらと紅葉している。ささやかな季節の移ろいを東京でも感じることができる。より一層心が癒やされるというものだ。

大浴場や露天風呂には他の風呂（浴槽）があるが、もっぱら「源泉露天風呂（源泉 王様の湯）」と「サンゴ蒸風呂」を利用するようにしている。多少もったいない気もするが…やはり源泉かけ流し温泉だけ入りたい。

今回は試しに「絹の湯」にも入ってみたが、鼻に感じる塩素臭に耐えるこができない。すぐにあがり源泉風呂へＵターン。もうココ（源泉風呂）だけでいい、いやココがあればいいや！

帰り際、駐車場で家族連れとすれ違ったが、小学生ぐらいの男の子が「おふろの王様」ではなく「よるの王様、よるの王様」と連呼していた。「王様は合っているが、意味が全然違うぞ…」と思わず苦笑い。

それにしても「東京都内でこんな温泉があったら、わざわざ交通費をかけて地方の温泉に行く人も減るだろうな…」というのが素直な感想。これ以上の魅力を求められるのだから、温泉宿は大変な努力が必要だろう。

（2015.9 更新）