飯山市には飯山藩の藩庁があった飯山城がある。もともとは室町時代に築城された城であるが、戦国時代に上杉謙信の拠点として、信濃(今の長野県)に侵攻した武田信玄に対抗するために改修が行われた。
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当時(戦国時代)、武田氏の北信濃における拠点は海津城であり、この海津城のある川中島では5回も武田信玄と上杉謙信との間で戦い(川中島の戦い)が行われている。
上杉氏の支配の後は、関・皆川・堀・佐久間・松平・永井・青山氏と領主が変わる。最終的には本多氏が3万5千石で封じられ、明治維新を迎えるが、直後の明治元年(1868年)に旧幕府軍衝鋒隊により城下を焼かれ、廃藩置県後に建物などの構造物は破却や焼失したため、主たる遺構は残っていない。
現在、本丸跡には葵神社がある。二の丸が城址公園として整備され、石垣や土塁跡が残るほか、南中門が移築され現存している。
(2015.10 更新)
住所 | 長野県飯山市飯山 | TEL | |
URL | なし | 開館時間 | 24時間 [無料] |
駐車場 | あり | 定休日 |