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長寿館の食事場所は利用プラン(正確には部屋グレード)により異なり、本館は食事処、別館・法隆殿・薫山荘は部屋出し、4名以上になると広間(といっても別室)になる。料理は山の幸を盛り込んだ会席料理。秘湯の宿らしい素朴さが垣間見える。
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夕食は部屋出し。昨年本館を利用した際は食事処での提供だったが、別館は部屋出し対応なのでゆっくりと食事を愉しむことができる。献立は山の宿らしく、山菜や川魚などの山の幸を盛り込んだ郷土会席料理。群馬の土地の恵みを感じるられる晩餐だ。
鍋物で使われる上州麦豚は、認定生産者が動物性タンパク質を使わず、麦類をベースにした飼料で衛生管理を徹底して育てた豚。肉質はきめが細かく滑らかで、クセのないあっさり風味。生肉の赤身を見ると普通の豚とかなり異なる。
珍しいところでは「山ふぐ味噌漬焼」だろう。「山にふぐ?」と思うが、実は「山ふぐ」とはこんにゃくの刺身のこと。いわば味噌漬けにした「こんにゃく」を焼いたものだが、食感はまさに「魚」そのもの。
知らずに食べたらこんにゃくとは思えない。実際、私もそのことを知らず、後日驚いたという一品。
また米は魚沼産のコシヒカリを使用。なぜ群馬産ではないのかというと、長寿館のご先祖様が新潟県南魚沼出身ということで、新潟の契約農家から直接仕入れているそうだ。
お櫃には三杯分のご飯が詰まっていたが、一杯でセーブ。残ったお米は夜食用のおにぎりにしてもらった。(翌日昼にスキー場でいただいたが…)
※ちなみに「山ふぐ」とは「刺身こんにゃく」のこと。見た目や食感が似ているためこう呼ばれる。
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朝食はタジン鍋、ムツの粕漬け、シジミの佃煮、温泉玉子、サラダ、漬物、豆腐となめこの味噌汁などの献立。山の宿らしく実に素朴さにあふれている。定番と言えば定番だが、これこそゴールデンメニュー。日本の宿にはこのような献立が一番合っている。
どの一品も米との相性抜群。温泉玉子でまず一膳、そしてシジミの佃煮と味噌汁で一膳、最後に漬物で一膳。しめて計三膳美味しくいただいたのは昨年まで(苦笑)
今年はちょっと違う。さすがに学習機能はあるというもの。もったいないが温泉玉子での一杯だけでガマン。ちょっとはウェイトダウンしないと…いかんズラ。