温泉新選組 > 道央の温泉 > ニセコ薬師温泉 > ニセコ薬師温泉旅館 > 温泉
ニセコ薬師温泉旅館の浴場は2つの内風呂と屋外に露天風呂がある。内風呂はともに足元湧出泉。温泉品質は折り紙付きだが、残念ながら設備の老朽化は否めない。また屋外露天風呂はまるで沼のような状態で明らかにメンテナンス不良。う~んもったいない。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
濁り湯の内風呂は、弱黄土濁色の源泉が浴槽の足元から湧出している。足元を探ると岩盤があり、そこからポコポコと源泉100%かけ流しの温泉が湧き出している。泉温が温めなのでいつまでも入浴できる。
この弱黄土濁色の温泉は月に2回マリンブルーに変色するという不思議な温泉らしいのだが、今回は残念ながら見ることはできなかった。
源泉の湧き出る場所に浴槽があるという究極にして最高に贅沢な入浴方法はそうザラにあるものではないだけに、メンテナンスというか設備の古さが否めないのが少し残念なところ。
脱衣所は男女別々だが中は一緒。仕切りもないので女性単独ではちょっと敬遠しそうな感じである。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
透明湯の内風呂では無色透明な源泉が足元から湧出する光景が見れる。足元の岩盤からポコポコと温泉が湧き出すと同時に、気泡がまるでスローモーションのように浮かび上がる。
この温泉は全国的にも珍しい天然気泡泉。気泡が体に当たり弾ける時に音波を発生させ、体の内部に熱を発生させるそうだ。そのためか湯温は高くない割に体の奥底からじんわり温かくなる。
浴槽の深さは120cm以上あるので立ち湯状態で入るのだが、腰掛用の木は傷んでいるので注意が必要。ちなみに元は混浴だったらしく浴槽の下は女性用と繋がっている。
設備の老朽化は否めないが、温泉の湧き出る場所に浴槽がある「究極にして最高に贅沢」な入浴ができる素晴しい温泉であることに違いはない。
屋外にある露天風呂だが、まるで沼のような状態のため未入浴。