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浴場は「渓流の湯」と「こもれびの湯」ともに大浴場と露天風呂があるほかに、敷地内には3つの貸切露天風呂が点在する。嬉しいことに貸切露天風呂は無料。先着順になるので、チェックイン時の予約がおすすめ!
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大浴場はまるで深い谷に流れる渓流のような趣き。開放感ある浴場に、長方形をした約10坪(20畳)以上とみられる岩造りの湯船がある。湯口からはドバドバと源泉が注がれ、ほのかに黄色ががかった源泉かけ流しの温泉を堪能ができる。
男女入替制になっているので、宿泊者は「渓流の湯」と「こもれびの湯」両方利用することができる。
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露天風呂は木立に囲まれた癒しの空間。湯船には源泉かけ流しの温泉が惜しみもなく注がれている。湯質の良さから感じる満足感だけではなく、木々の自然からも心身ともに癒される。
日が落ちると、夜の露天風呂は抜群の雰囲気を醸し出す。真っ暗な闇の中、聞こえるのは川のせせらぎのみ。下からのスポットライトが幽玄の世界を作り出す。その世界で流れる至福の時間。自然と調和した極上の時間が流れていく。
男女入替制になっているので宿泊者は「渓流の湯」と「こもれびの湯」両方利用することができる。
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広い浴場に湯船があるだけだが、文字通り明るい木漏れ日が注ぎ、とても清々しい。優しい木漏れ日を感じつつゆったりと源泉かけ流しの温泉を堪能できる。
男女入替制になっているので宿泊者は「渓流の湯」と「こもれびの湯」両方利用することができる。
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木漏れ日と落部川のせせらぎが心地よく、岩と石造りの湯船が温泉情緒を醸し出す。渓流の湯の露天風呂よりも若干狭いが、快適度はほぼ同じ。北の大地の凛とした空気との相性は抜群である。
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トチニの湯は銀婚湯で一番人気の貸切露天風呂。他に「かつらの湯」と「もみじの湯」があり、それぞれの貸切露天風呂は異なる趣向で造られ、森の中に点在している。宿泊者専用であり、無料で利用できるが、順番は早いもの勝ち。宿に着いたらすぐの利用がおすすめだ。利用する場合は帳場で通行手形のような札を借りる。
中でも「トチニの湯」へのアプローチは散策の域を超え、ちょっとしたアドベンチャー。何と落部川を渡った向こう岸に露天風呂がある。揺れる吊橋を渡る時は大人でも十分なスリルが味わえる。
恐怖(?)の吊橋を渡ると炭小屋が見えてくる。左に曲がり白樺の木に覆われた林道を抜けるのだが、ホントにこれでいいのか(?)と感じるような山道を歩くこと約10分。森の中に「露天風呂入口」という立て札と扉が見えてくる。
宿の貸切風呂に入るために、「ここまで歩くか?」ぐらいの場所にあるが、これこそホントの秘湯に間違いない。さすがに北海道、本当にスケールが大きい。さすがにクマはいないだろうが…人の気配がないのはちょっと寂しい…でも、こんな場所で人に会う方がちょっと怖いかもしれない。
帳場で借りた通行手形のような札を、ドアにあるカギのストッパーのように差し込む。最初、札の先に電子チップが埋め込んであって、無人の共同浴場で使用されているような自動扉が開く仕組みがあるのかと勝手に想像したが、結果見事に裏切られる。微笑ましいほどのアナログ仕様である。
中に入ると、そこは緑の木立に囲まれた至福のプライベート空間が広がっていた。野趣満点の丸太風呂に、川沿の広い展望を望む四角い露天風呂がある。そうトチニの湯には2つの異なる風呂があるのだ。
屋外にある施設にも関わらず、風呂はきれいである。普通このような露天(野天)風呂の場合、清掃状態が悪い場合が多いのだが、清掃も行き届いている。きれいな露天(野天)風呂になっているのが嬉しい。
脱衣所は丸太風呂のすぐ脇にある。素っ裸になって早速、丸太風呂に突撃開始。大きな一本の丸太をくり抜いた丸太風呂は何か遊園地のアトラクションに乗っているかのような感覚を覚える。一瞬童心に返ったような懐かしい気がした。
この丸太風呂には貸切露天風呂独自の源泉(川向2号源泉)が注がれ、木立の中での入浴は非常に爽快な気分になる。ただ浴槽の底が丸く滑りやすいので注意が必要だが。
そして素っ裸のまま、林の中を小走りに川沿の露天風呂へ移動する。都会でやったら即御用だが、これが結構楽しい。誰もいないとはいえ、気分はすっかり「はじめにんげんギャートルズ」そのもの。(30代以上の人は知っている昔のアニメだね…知らない人は検索すべし!)
落部川を望むこの渓流露天風呂はとにかく「最高」の一言。川面まで数メートル上の崖の上にあるので眺望は抜群。木立の間から川を覗き見る様と川のせせらぎの気持ちよさが相乗効果を生んでいる。東京では決して味わえないこの快感。本当に癒しの露天風呂である。
できるならずーとここにいたい衝動に駆られるが、なにせ先着順の露天風呂。小一時間ほどで名残惜しみつつ上がることにした。ちなみに夜間は利用できまないのであしからず。
未入浴
未入浴